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翻訳する女たち

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『翻訳する女たち』 大橋 由香子 発行: エトセトラブックス 四六判 288ページ 翻訳する女が珍しかった時代、本に生き、言葉を探し、翻(ひるがえ)してきた女性たちのストーリー。 大人になる前に戦争を経験し、翻訳者も編集者もまだほとんど男性だった頃の出版界に飛び込み、半世紀以上も翻訳してきた女性たちがいる。児童書から文学、ミステリまで、読み継がれる数々の名訳を残す中村妙子、深町眞理子、小尾芙佐、松岡享子――丁寧なインタビューをもとに4人の翻訳家の人生をつづった、連載「“不実な美女”たち」(光文社WEB)待望の書籍化。 単行本への書き下ろしとして、フェミニズムの思想とことばを日本に紹介してきた、加地永都子、寺崎あきこ、大島かおりの章をあらたに収録。 目次 はじめに 翻訳する女性が珍しかった時代 第一部 不実な美女たち――女性翻訳家の軌跡 Vol.1中村妙子 「クリスティ、ナルニア国、ピルチャー 子どもはさまざま、本もいろいろ種類があったほうがいい」 Vol.2 深町眞理子 「キング、アンネの日記、シャーロック・ホームズ 英米の小説の翻訳なんかやってます」 Vol.3 小尾芙佐 「アシモフ、アルジャーノンに花束を、エリオット 異なる文化のしみついた言葉をおきかえていく」 Vol.4 松岡享子 「ヘンリーくん、パディントン、ブルーナ お話も翻訳も、子どもが喜ぶと、もっと喜ばせたくなる」 第二部 ひるがえりひるがえす女たち  女たちが翻訳するまでの前史  私が出会った翻訳者の思い出   加地永都子さん──反戦や解放運動、アジアの風を伝える   寺崎あきこさん──ドイツと日本の女たち、「おいでよ こちらに」   大島かおりさん──女が女を訳す、名づけ直し遺していく おわりに 参考文献  大橋 由香子 (オオハシ ユカコ) (著) 1959年東京生まれ。フリーライター・編集者、非常勤講師。著書に『満心愛の人 益富鶯子と古謝トヨ子』(インパクト出版会)、『ニンプ→サンプ→ハハハの日々』(社会評論社)、『生命科学者中村桂子』『同時通訳者鳥飼玖美子』(どちらも理論社)、『からだの気持ちをきいてみよう』(ユック舎)、『記憶のキャッチボール』(共著、インパクト出版会)、共編著に『福島原発事故と女たち』(梨の木舎)、『異文化から学ぶ文章表現塾』(新水社)ほか。

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