
『羊皮紙をめぐる冒険』
八木 健治
発行: 本の雑誌社
四六判 236ページ
中世ヨーロッパの製法に従い日本の風呂場で羊皮紙を作る
独学で製法・文化を探究し、羊皮紙発祥の地ペルガモンの職人に認められる世界的専門家になった著者の奮闘記。
[目次]
独りの羊皮紙職人が世界の羊皮紙家族に出会うまで
第一章 羊皮紙づくりのプレリュード
第二章 自宅の風呂場が工房に! 試行錯誤の羊皮紙づくり
第三章 よりよい羊皮紙を目指して
第四章 羊皮紙研鑽の旅
第五章 大英図書館での羊皮紙研究
第六章 羊皮紙の聖地ペルガモンへ
第七章 そして「羊皮紙専門家」へ
【巻末付録】「犬ガムで羊皮紙づくりプチ体験」
八木健治 (ヤギケンジ) (著)
羊皮紙工房主宰
自宅の風呂場でひつじの毛を剥ぎ羊皮紙を作ることから出発し、現在は羊皮紙の販売、羊皮紙写本等の展示、および羊皮紙や写本に関する執筆・講演等を中心に活動。
『羊皮紙の世界』(岩波書店、二〇二二年)、『羊皮紙のすべて』(青土社、二〇二一年)、『映画で味わう中世ヨーロッパ』(分担執筆、ミネルヴァ書房、二〇二四年)、『図書館情報資源概論』(分担執筆、ミネルヴァ書房、二〇一八年)、『モノとヒトの新史料学』(分担執筆、勉誠出版、二〇一六年)をはじめ、羊皮紙や書写材に関する文章を多数執筆。西洋中世学会会員。