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言葉の道具箱

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『言葉の道具箱』 三木 那由他 発行: 講談社 四六判 160ページ 「言葉とコミュニケーション」は、哲学の問いであり、「私」の問いである。 美味しさを伝えるには、「言葉が奪われる」とき、言い換えの力、ジェンダーを表す単数のthey…。日常の問いを哲学につなげ、柔らかな言葉で新たな可能性を探る。「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位に輝いた『言葉の展望台』、『言葉の風景、哲学のレンズ』に続くエッセイ集。 「コミュニケーションについて考えるなかで徐々にわかってきたのは、目の前の相手としっかりと向き合うためには、ときに自分自身で物事を決めるのを中断し、相手に身を委ねる必要があるということだ。私の言っていること、私が発話を通じてしていること、そして会話のなかで現れる私とあなたの関係、そのいずれも、私単独で決めることではなく、私とあなたのあいだで相互的に調整されることであって、だからこそときには自分の意志を引っ込めてあなたのやりかたに合わせることもできる。」(本書より) 【目次】 レンコン団子の美味しさ 言葉が奪われる 「卒煙支援ブース」へようこそ 「生き延びましょう」とあなたへ向けて 自分自身を語るために  いま、ここから、私が投げかける言葉 会話の事故 哲学者に語れること 突如、迫りくる 理想的な言語、不完全な言語 あれ、そうだっけ 呼びかける言葉 三木 那由他(ミキ ナユタ)(著) 1985年、神奈川県生まれ。2013年、京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。2015年、博士(文学)。現在、大阪大学大学院人文学研究科講師。著書に『話し手の意味の心理性と公共性』(勁草書房、2019年)、『グライス 理性の哲学――コミュニケーションから形而上学まで』(勁草書房、2022年)、『言葉の展望台』(講談社、2022年、「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位)、『会話を哲学する』(光文社新書、2022年)、『言葉の風景、哲学のレンズ』(講談社、2023年)など、共著書に『シリーズ 新・心の哲学1 認知篇』(勁草書房、2014年)、共訳書にロバート・ブランダム『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(上下巻、勁草書房、2020年)などがある。

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