『本屋になるまえに』
岸波龍
A5サイズ 108ページ
東京・水道橋で「機械書房」という本屋を営んでいる岸波龍さんが、物件を決めた日から前職を辞めるまでの日々をつづった日記です。
詩歌や文芸にも造詣が深く、文章はもちろんのこと、絵やアート作品の創作もされる多才な岸波さん。リズム感のある気持ちのいい文章で、ぐいぐいと読ませます。
頭に浮かんだアイデアを軽やかに公言し、つぎつぎと実行していくその生き方は、なかなか真似のできるものではないかもしれませんが、発想の柔軟性、ぶれない芯の強さ、着実な実行力、このあたりは誰にでも響くものだと思います。
日記がお好きな方や、本屋に興味がある方はもちろん、何かをはじめたいけどなかなか、という方にもおすすめいたします。