『詩と散策』
ハン・ジョンウォン著 橋本智保訳
発行: 書肆侃侃房
四六変型判 152ページ
著者の、ものごとに対するまなざしのやさしさに触れると、読んでいるこちらもやさしくなれるような気がします。詩に馴染みのない方にこそ、読んでいただきたいエッセイです。
(以下、版元サイトより)
散歩を愛し、猫と一緒に暮らす詩人ハン・ジョンウォンが綴るエッセイ
雪の降る日や澄んだ明け方に、ひとり静かに読みたい珠玉の25編
オクタビオ・パス、フェルナンド・ペソア、ローベルト・ヴァルザー、シモーヌ・ヴェイユ、パウル・ツェラン、エミリー・ディキンソン、ライナー・マリア・リルケ、シルヴィア・プラス、金子みすゞ、ボルヘス……
『詩と散策』は、著者のハン・ジョンウォンがひとり詩を読み、ひとり散歩にでかけ、日々の生活の中で感じたことを記している、澄みきった水晶のようなエッセイ集だ。読者は、彼女の愛した詩人たちとともに、彼女が時折口ずさむ詩とともに、ゆっくりと散歩に出かける。