『俳句が伝える戦時下のロシア』
馬場朝子(編集・翻訳)
発行: 現代書館
四六判 224ページ
ロシアがウクライナへ軍事侵攻を開始して以降、俳句投稿サイトに寄せられた俳句。
分断を嘆く句、反戦を訴える句、家族を想う句……。
かれらが俳句にこめた想いに迫る。
なぜ今回の事態が起こってしまったのか、ロシアの将来をどうみているのか、
そして、厳しい統制下のいま、ロシアに暮らす人たちの気持ちは……。
10時間超のインタビューを通じて、一人ひとりのロシアに暮らす人の姿が見えてくる。
馬場朝子 (編集・翻訳)
1951 年熊本生まれ。1970 年よりモスクワ国立大学文学部に6 年間留学。帰国後、NHK に入局、ディレクターとして番組制作に従事。「スターリン 家族の悲劇」「トルストイの家出」「ロシア 兵士たちの日露戦争」「未完の大作アニメに挑む―映像詩人ノルシュテインの世界」「揺れる大国 プーチンのロシア―膨張するロシア正教」など、ソ連・ロシアのドキュメンタリー番組を40 本以上制作。
著書に『タルコフスキー:若き日、亡命、そして死』(青土社)、『低線量汚染地域からの報告:チェルノブイリ26 年後の健康被害』(共著NHK 出版)、『ロシアのなかのソ連:さびしい大国、人と暮らしと戦争と』(現代書館、2022 年)など。